税理士試験の思い出 ~6年目 うつ病。~

税理士への道

勉強専念から1年。

狙っていた消費税法は、体調管理を怠り見事に惨敗。

”税理士5ヵ年計画”という目標を→”30歳までに税理士”という目標に変え試験に臨む6年目。

5年目終了時点

・簿記論、財務諸表論合格

・大学院を修了し、税法免除を狙う

・独身

・勉強専念を終了し、地元の会計事務所に勤務する。

6年目に入りました。

5年で会計科目をようやく合格。

税法免除のため、残るは税法合格で税理士が見えてくる。

そんなところまで到達をした。

しかし時間は待ってくれない。税理士を志したころは、22歳ぐらいだったのにもうすぐ30歳が見えてくる。

結婚も視野に入れなくては…。

経済的な面からも2年連続の勉強専念はできない。

地元の会計事務所に勤務をしながらの6年目のスタートとなった。

年齢的に焦りを感じたのを覚えています。

人生は長いのに試験ばかりに時間をかけることはできないと思っていたので、今年で決めてしまおうと考えていました。

科目選択・予備校選択

① 前年の発熱から力を発揮できなかった悔しさ

② 予備校内での成績の良し悪し

③ 理論を新規で覚えることの苦痛さ

このあたりを加味し、消費税法を選択。

大事な予備校選択だが、やはり自分を律するために横浜に通学を決意。

経済的な負担を減らすために、1月開講の経験者コースを選択。

厳しい環境に無理矢理置くこと=勉強せざるを得ない状態。

この状態に自分を持っていくためには遠くても横浜通学を選択しました。

9~12月は何をやっていたのか。

9月~12月は計算は一切手をつけず、理論暗唱の精度を上げることとした。

ここでもワードでの打ち込み暗唱を2本の柱に勉強を続けた。

計算をやらなかったのは少し休みたいという甘えだったと思う。

しかし基礎理論は反復練習でしか結果を残せないと考えていたため、1日でも勉強を欠くことを毎日勉強した。

① ワードでの打ち込み

自分の中で特に良かった点はワードでの打ち込みを取り入れたことだと思う。

ワードでの打ち込みでは、各セクションでのタイトル上げのためのツールとして利用した。

次のようなフォーマットを作り、1日1回埋めては消して、埋めては消してを繰り返した。

自分の中で、駅の案内板のようなものを作るイメージでこの作業を行った。

問題に対して迷わないようにするため、タイトル上げは役に立つ。

【1】(    )

(1)(    )

  ①(    )

  ②(    )

(2)(     )

② 暗唱

理論暗唱は正直、苦痛な作業である。細かい文章を1言1句正確に覚えていく。

何にも面白くはない。

しかし不思議と覚えやすい理論、覚えにくい理論と好みが出てくる。得手不得手が出てくる。

消費税法1年目のときには、覚えやすい理論・頻出理論・得意理論を重点的に暗記をしたが、暗記をしなかった部分もある。

ここの得手不得手の差を少しでも無くそうと思い、全てのセクションを満遍なく覚えることとした。

前年踏襲で、1日1周を目標に理サブを回した。

前年にせっかく覚えた理論が抜けるということを非常に恐怖しました。

相も変わらず手首へのダメージを考え、書く作業を行いませんでした。

ワードでの打ち込みはその中でも特にいいアイデアだったと思います。

順調だったのが一転…。

2年目というアドバンテージもあり、予備校内での成績でも順調だった。

しかし、試験が近づくにつれ眠れない日々が続く。

メンタル面で体調不良になってしまった。

これは単に仕事のストレスであった。

明確に職場に出社拒否の症状が出たのはこのときだけだった。

そんな精神状態では勉強が手に付かず、ほぼ記念受験のような形で試験を終えた。

結果は不合格。

またしても不本意な結果で1年が幕を閉じた。

病院には行きませんでしたが、うつ病だったと思います。

退職代行が流行り始めた時期だったので、利用しようかと思ったくらいです。

結局出社拒否という形で、退職をしました。

受験生へ

① メンタル面も非常に大事。

 限界が来たら環境を変えるべきだと思います。

 うつ状態になると思ってるより何も手につきません。

 ご飯も食べず、風呂にも入らず、寝れもせず、ただ布団でごろごろしてるだけ。

 試験どころではありませんでした。

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