昨日の続きです。
果たして合格を勝ち取ることができたのか…。
2年目は何をしていたのかな
初めての税理士試験は見事に撃沈をした私。
明確な戦略を立てず、独学で勉強を進める日々。
どんな勉強をしたかは全然覚えていませんが、独学+専門学校の模試で乗り切ることに。
模試も当然惨敗。参考書を理解したつもりでいるのになぜか解けない。
この試験に合格するのは化け物しかいないんだ。
そう自分に言い聞かせて夏を迎えるのであった…。
2年目の試験会場が印象的でした。
この年の試験会場は幕張メッセ。
夏の暑い中、京葉線で会場に向かう私。簿記論受験のため朝が早いのである。
京葉線・夏休み・早朝
この3つのキーワードで何か連想されないであろうか?
そう、学生たちによる東京ディズニーリゾートでの思い出作りの季節なのである。
電車内では、明るい雰囲気の若い集団と参考書と睨めっこをしている集団。
二極化を感じたのは後にも先にもこのときだけであろう。
このとき私は心に決めたのである。
「試験終わったら彼女(現在の妻)とディズニー行くのだ!」
急な呼び出しに対応してくれた妻には感謝である。
そんな邪な考えで合格するまでもなく、見事に敗北。
初合格はまだまだ遠いのであった。
3年目 初めての専門学校
独学での限界を感じた私は、専門学校の申し込みを検討していた。
実はこの時点でもまだ自惚れていた。
「頭いいし、頭いいうえに専門学校まで通ったらさすがに合格するんじゃね?」
そんなロジックで初めて税法にチャレンジ。勘違いもいい加減にしてほしい。
しかも実務でかっこいいからという理由で相続税法をセレクト。
通学でなく、配信授業という形で初めての専門学校+税法にデビューする3年目であった。
初めての税法
税法受験でなにより驚いたのが理論という名の税法丸暗記である。
解答は罫線が並んでいるだけの無味乾燥なB4のレポート用紙数枚。問題文1行に対しての解答スペースの比率がおかしいのである。
会計科目であった”穴抜け問題”や”選択問題”などのラッキーパンチはあり得ない問題構造に不安を覚えたことが強烈に頭に残っている。
そうするとどうなるか。計算問題に走るのである。
ただ悲しいかな、税法丸暗記から逃れたものに合格はないのである。
仕事の忙しさ、税法丸暗記の億劫さ、どんどん難しくなる計算問題、配信なので今週は見なくていいやという甘え…。
実は途中で挫折しました!
あっという間に夏を迎えますが、当然の記念受験。
当時の問題すら覚えていません。(笑)
受験生へのアドバイス
- 専門学校はできるだけ通ったほうがよい。
- 勉強に無駄なことはない
専門学校は今や安価でコストを抑えた配信授業という制度が充実しています。しかし配信授業だと私のようにどうしても甘えがでてしまうと思います。これは仕方がないことです。
しかし1コマ授業を先送りするとコマをこなすことに忙しくなり、復習が追い付かなくなります。
次回また書きますが、私は甘えを断ち切ることと復習に時間を費やすことを戦略都市、税理士試験に合格できました。
甘えを断ち切れるか断ち切れないかによって、合否は分かれると思います。
意思が強い人はいいかもしれませんが、意思が弱い人は通学授業をお勧めします。
(ちなみに当時は意思が強いと自惚れて配信授業をセレクトしております。)
また、相続税の授業を途中で挫折し記念受験となった私ですが、現在は相続のお手伝いもさせていただいております。
受験時の基礎知識があったからこそ、初めての実務でもある程度ついていけた記憶があります。
もちろん合格することが一番ですが、税理士試験に落ちても実務の無駄になることはありません。
私は最終的に合格したのは消費税法なので、途中で切り替えるのもありだと思います。
何年も受からない科目に固執するより、自分に合った科目を見つけることも重要だと思います。
戦略的に科目を選んでください。
次回からは具体的な勉強方法を具体的に書いていこうと思います。
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